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メンテナンス必須!ベランダ防水について
2023年11月11日(土)
洗濯物を干したり、ちょっとキャンプ気分でベランピングなどなど‥活用方法は様々
このベランダにもメンテナンスが必要ということをご存知でしょうか?
家は築10年を経つとひび割れや色あせなどの劣化症状が出始めます。
特にベランダは紫外線や雨水が直接あたることで傷みやすい場所です。
おおよそ5~6年でトップコート(防水面の最上層)を塗り替えていく必要があります。
ベランダ防水の劣化を放置することで雨漏りにつながります、定期的なメンテナンスが必須なのです。
1.定期的なメンテナンスが必須、防水工事とは?
1-1.防水工事とは?
防水工事とは屋上、ベランダ、バルコニーなどで雨水を遮断し漏水を防ぐ為におこなう工事です。
ベランダでおこなわれる防水工事を総称して『ベランダ防水』と呼びます。
雨水の浸入を遮断する為、薄い防水の層を重ねて作られています。
工事の種類には
・液状の樹脂で層を形成する塗膜防水工事
・シート上の防水材で層を形成するシート防水工事
・液状の樹脂とシートの両方を使用して隙間なく防水する複合防水工事
というものがあります。
木造戸建て住宅では、FRP防水という種類の塗膜防水工事が一般的です。
シートや塗膜で防水層を形成し、防水層を守る為のトップコートと言われる塗装を施します。
まずはFRP防水がどのようなものか、その概要についてご紹介します。
1-2.FRP防水について
FRP防水はベランダ防水工事の一種、塗膜防水工事に分類されます。
①木造住宅のベランダを形成した合板などにプライマーを塗った後、防水用ポリエステル樹脂を塗り、ガラスマットを貼り付けます。
②防水用ポリエステル樹脂を塗りこみ、空気層をなくす作業(脱泡)をおこなって防水層を作ります。
③同じ工程を繰り返し2重の防水層を仕上げていきます。
④サンダーや研磨紙で表面をなめらかにした後にトップコートを塗って仕上げます。
トップコートが劣化した段階で補修をおこなう事が防水機能を保つ為にはとても重要です。
2.劣化のサインと補修方法について
ベランダ防水の劣化は
トップコートの劣化は軽度、防水層や素地に至る劣化は重度と判定します。
トップコートの色褪せ
トップコートの色褪せは塗り替え補修します。
トップコートの割れ
部分的な割れの場合は下地補修をおこないトップコートの塗り替えをします。
ひび割れが大きく重度の場合には下地の補修が必要です。
苔、藻、草の繁殖
トップコートが褪せ表面の劣化が進行すると苔や藻、草の繁殖がおこりやすくなります。
高圧洗浄で除去しトップコートを塗り替えます。
防水層の浮き
部分的に下地材との密着不良によって浮いている場合は研磨
後、防水層を部分的に補修しトップコートの塗り替えをしま
す。
全体的に広い範囲で浮いている場合には下地の補修が必要です。
塗膜の膨れ
ベランダの素地が湿気を含み気化すると、内部から防水
層を押し上げます。
軽度の場合は膨れた部分だけを切り取り下地補修をおこなった
後トップコートの塗り替えをします。
無数に膨れが発生した場合には下地から施工します。
防水層が痛み割れると漏水を引き起こすため、既存の防水層を撤去し、新設する事になります。
そうなると費用や手間もかかります。
軽度な劣化の段階でトップコートを塗り替えて防水層を保護する事
が重要です。
まとめ
この記事では戸建て住宅のベランダ防水工事で使用されるFRP防水について詳しく解説しました。
経年劣化を放置することで、ひび割れから雨水が浸入しベランダの素地より雨漏りを引き起こす事があります。
おおよそ5~6年でトップコートを塗り替えて防水層の防水性能を保っていく必要があるのです。
ベランダ防水の傷みには軽度なものから、重度なものまであります。
まずはベランダの状態をチェック、経年劣化があると思った際にはプロのお住まい診断を受けてみましょう。
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最後までご覧いただきありがとうございます。
プロタイムズ浜松西店 浜名湖ホームサービスでは
一級塗装技能士、外装劣化診断士、雨漏り診断士等専門資格を
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