一覧へ戻る
2016.10.30
みなさん、光触媒の塗料というのはご存知ですか?
一見、難しそうな名前がついている塗料ですが、今回は光触媒塗料の特徴やそのメカニズムについてできるだけわかりやすく解説したいと思います。
この光触媒塗料には、酸化チタンが含まれており、この酸化チタンという物質は太陽光(紫外線)を浴びることによって他の物質と化学反応を起こします。
そして、光触媒塗料が持っている特徴はというと、防汚性、防カビ性、大気浄化などです。
まず防汚性に関してですが、紫外線によって塗膜表面の汚れを分解し、親水化された塗膜になることで、雨と一緒に汚れを落とす、というセルフクリーニング機能のことです。
これは前回の記事で紹介したセラミックの働きと似ていますよね。
また、この働きによって防カビ・コケ効果も期待できるのです。というのも、カビ・コケどちらも有機物ですから、塗膜の表面にそれらの胞子が付着しても紫外線にさらされると、分解され、雨と一緒に流されるからなのです。
大気浄化は、車の排気ガスなどに含まれる有害物質を分解除去するという働きを指します。
これも酸化チタンによる化学反応の産物です。
ただ、やはり光触媒と言うだけあって、太陽の光が当たらない場所では、その効果は期待できません。また、砂などの無機質な汚れも酸化チタンでは分解できないので要注意です。
いかがでしたか?光触媒塗料のこと、少しは知っていただけたでしょうか。
各種クレジットカードを
ご利用いただけます
ペイペイが使えるようになりました