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2016.04.04
建物の外壁を塗装する方法はいくつも種類がありますが、そのひとつがリシンと呼ばれる工法です。
どのようなものかというと、モルタルを塗ってから刷毛で跡をつけるモルタル刷毛引をした外壁の更に上に、アクリル塗料リシンと合成樹脂やセメントなのような砂状の物質を混ぜて吹き付けて塗装していくものです。
独特な見た目で仕上がりが美しく、かつ安価で出来るというメリットがあります
かつて、住宅を建てるときには、このリシン壁がよく使われていたのですが、時間が経過するとひび割れをして剥がれてしまったり、カビなどが発生しやすいということから、施工されることが少なくなりました。
では、どのくらいの耐久性があるのかというと、およそ8年毎に塗り替えが必要とされています。
ですから、業者の選定はよく吟味しなければ、建物の外観を損なう恐れがあります。
注意点としては、かつての主流ですから、誰でも扱えるというわけではなく、綺麗な仕上がりにするためには、高い技術が必要です。
既存のリシン壁は、耐久性に難があることが問題でした。
そこで、現在使われているのが、塗料の耐久性を高めた弾性リシンです。
弾力をもたせることで、ヒビ割れがしにくくなっているのです。
日本は地震大国ですから、常に家が揺れる危険性があります。
そのようなとき、従来の塗料であればひび割れをしてしまうのですが、弾力をもたせれば見た目は変わらずとも、ひび割れしにくくなります。
また、塗り替える際にも、すでに発生してしまったヒビ割れ部分を塞いでカバーする事ができます。
ただし、いくら弾力があろうとも、もう一つの問題であるカビの発生、汚れやすさまで解決できません。
その点を考えて、防カビ、防藻性についての性能を高めた製品も開発されています。
それに、リシン壁の特徴としては、色を調整しやすいということもありますから、外壁を好みの色にしたいという事を考えているのならば、その防カビ、防藻性の高い製品を選んで使用すれば、色を長持ちされる事ができます。
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