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2016.04.04
錆止め塗料(さびどめとりょう)とは、住宅の柵や窓枠などの金属部分が腐食して錆びが発生するのを防止する効果のある塗料を言う。
通常金属は表面に何も処理をしていない状態では酸化が発生し、赤茶色の粉状に変性する。
一度酸化した部分は戻ることはなく、連鎖的に進行する。
酸化した部分は強度が落ち、金属母材がなくなり、穴が開くなどの劣化につながる。
これを腐食と呼ぶ。
このような状態になると形状を保てない状態になることもあり、建物では倒壊などにつながることもあります。
そのため、金属の腐食を防止するのが錆止め塗料の役割です。
錆が発生する前に処理を行う必要があるため、新築時に行うことが一般的です。
腐食が進んでいる場合は、一旦錆びを落としてから塗布する必要があります。
錆止め塗料には2つの効能があります。
一つは、酸化をさせないために中性になるようにするもの
もう一つは、表面をコーティングして酸素や水が付着しないようにするものです。
錆止め塗料(さびどめとりょう)を塗布することで、住宅建材の強度を保つことができます。
アルミなどの非金属と呼ばれるものは基本的に錆びることはありません。
全てをアルミで作れば腐食の心配は無くなりますが、強度がないため建材としては向いていません。
十分な強度と加工の容易さを考えると金属系の建材は必須となります。
屋外で使われる金属は風雨にさらされることが多いため、腐食のスピードが速くなります。
特に海の近くは塩分を含む場合が多いため、より速く腐食が進みます。
錆止め塗料により金属表面にアルカリ性の溶剤を塗布することで金属の酸化を遅らせることができます。
その上からエポキシ系の接着剤でしっかりと表面をコートすることで酸化を防ぎます。
錆止め塗料は一度塗ったら永遠に使えるわけではないので定期的な塗り直しが必要です。
金属は錆止め塗料の上から塗料を重ね塗りをすることもできるため、外装を好みの色に変えることができます。
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