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家にもダメージ⁈美観を損ねるコケについて
2023年08月26日(土)
外壁や屋根についたコケは美観を損ねますよね‥
コケは、薄汚れ、古びた印象を与えるだけでなく、お家の健康状態にも影響を及ぼします。
今回は、なぜコケができてしまうのか?予防する情報をお伝えします。
コケがついてしまうメカニズム
なぜできる?発生のメカニズム
コケは、風に飛ばされた胞子が壁面や屋根に付着する事で発生します。
林や川べりなどから風にのって胞子が飛び、外壁や屋根に付着し、湿気を吸って成長をします。
水分や胞子などの栄養分があるとコケはどんどん増えていきます。
劣化により防水性が低下し、含水率が増加した壁や屋根はコケが増えやすい環境となります。
コケができやすい環境とは?予防方法について
■川べりに面している
湿気が多く、コケの繁殖に適した環境です。
土壌に軽石などをまぜ地面の湿気を取ることで軽減されます。
■林、森など樹木に面している
飛散した胞子が家に付着します。
市販の苔洗浄剤等を使い定期的に外壁の掃除をする事で軽減できます。
■日当たりが悪い
外壁表面が乾燥しにくく湿度が高くなりコケが繁殖しやすい環境です。
土壌に軽石などをまぜ地面の湿気を取ることで軽減されます。
■風通しが悪い
外壁表面が乾燥しにくく湿度が高くなりコケが繁殖しやすい環境です。
塀を生垣やフェンスに交換することで風通しを確保できます。
コケの繁殖によって起こる劣化現象
■建材への浸水
コケには保水する力があります。
建材が常に湿っている状態になり、ゆっくりと壁面に水が浸み込む恐れがあります。
水を吸っていると反りなどの劣化に繋がる可能性があります(窯業系サイディング)
■さらなる増殖
コケを放っておくと、水分を吸収し、胞子を撒く事で増殖を続けます。
水を含む性質を持っているため、常に建材が水に触れている状態になります。
仕上げ材の塗膜膨れや剥離が発生する可能性があります。
予防するための塗料選び
コケの発生を未然に防ぐ塗料があることをご存じでしょうか?
■光触媒塗料について
光触媒塗料には、セルフクリーニング機能があります。
太陽光を浴びることで付着したコケの胞子を浮かせ、浮いた胞子や汚れが雨水と共に流れるので長く美観を保つ事ができます。
■防藻、防カビ材入りの塗料について
塗料の中に、添加剤としてコケ(藻)やカビを防ぐ薬品が配合されています。
また藻やカビが発生しにくいよう樹脂配合されている塗料もあります。
壁面にコケの胞子が付着しても繁殖ができない為、ながく美観を保つ事ができます。
まとめ
コケが発生するメカニズムと未然に防ぐ対策についてご紹介しました。
美観を損ねるだけでなく、コケはお家にもダメージを与えていきます。
放置期間が長くなると建材が水に触れている状態になります。
仕上げ材の塗膜膨れや剥離が発生する可能性があります。
コケが気になりだしたら早めの除去がおすすめですよ。
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