スレート
スレート
スレートは、屋根を葺く板状の材料の一種であり、天然のものでは粘板岩であり、人造のものもあります。
そのため、スレートそのものよりもスレート屋根と呼ばれる方が、一般的になっています。
粘土版岩を薄く加工した屋根材であり、 混合素材によって4つの種類に分かれています。
天然石のものが最高級とされていますが、日本ではあまり見られないタイプです。
その他には、最近では無石綿のものも販売されています。
石綿を使用したものは、健康への害があるとされ製造が中止されています。
無石綿のものは、パルプやビニロンを混合することで、耐久度と軽量を維持しているのが優れた特徴になっているため、多くの屋根に用いられるようになっています。
さらに、着色が行えるセメント系もありますが、着色をしている分、経年劣化のために色落ちをしてしまいます。
このように、4つの種類がありそれぞれのメリット、デメリットを比較した上で選ぶのが一般的になっています。
お役立ち情報
スレート屋根を多く採用している建築が増加して来ている背景には、メリットが多数あるからです。
高い耐久性があるのが、まず、第一のメリットです。
実際に、表面は劣化をしやすいと言うのは、瓦と比べると見劣りするものもありますが、丈夫な材質であるスレートを使っているので、長持ちはします。
また、 耐火性、耐熱性に優れているので、火災への備えにも有効です。
燃えにくく、熱伝導率が低い素材で出来ているからです。
そして、湿気や水に強い商品が広まっているため、腐りにくいというメリットも兼ね備えています。
さらに、瓦であれば高価な商品になりますが、それに比べると安価で使用できるので経済性もあります。
しかも、施工がしやすいため、屋根の構造が凝っている家であっても適しています。
また、好みに合わせたカラーバリエーションも豊富に対応出来ると言う魅力もあります。
このように複数のメリットを兼ね備えているため、現在では、スレート屋根が増加して来ています。