錆(さび)
錆(さび)
錆(さび)とは環境中の酸素や水分などによって酸化還元反応が起こり生成される腐食物のことです。
錆が生じると金属内部への腐食が始まり、住宅の老朽化が加速する原因になるため対策を講じなければなりません。
住宅では金属が使用されている部分ならば、場所や材質を問わずどこでも錆が生じる危険があることを知っておかなければなりません。
外壁や鉄筋に錆が生じると交換に数ヶ月から数年を費やさなければならないこともあります。
こうなると時間と費用のかかる工事をする必要が出てくるので、持ち家の場合は特に注意が必要なのです。
錆には特に生じやすい地域があり、年間を通して降水量の多いところや海沿いなどが挙げられます。
このような地域にお住まいの方や家をお持ちの方は、特に錆による腐食に注意することが重要です。
また新たに家を建てようとするときは、錆対策について充分に相談しておかなければなりません。
この作業を省くと老朽化が普通より早い速度で進行し、
場合によりますが維持費にかなりの出費が必要になる可能性があります。
お役立ち情報
住宅において特に錆(さび)が生じやすい部分は外壁です。
これは風雨にさらされることが非常に多いためですが、
充分な塗装を施しておくことで、錆を防ぐことができます。
あるいは耐候性鋼という金属を外壁の材料にすることで、塗装をしない状態でも使用することができるようになります。
この金属は表面にあえて緻密な錆を生じさせることで、内部への腐食を防ぐことができるようになっているです。
塗装の手間や費用を抑えることができる反面、外壁が年月を経ると共に茶褐色に変化していきます。
なので外壁を元のままの状態にしておきたい場合は塗装することをオススメします。
海沿いの住宅は塩分濃度の高い風雨にさらされるため、耐候性鋼を利用しても効果がないので注意しなければなりません。
このような地域にお住まいの方は、定期的に外壁を塗装する必要があります。
加えて耐候性鋼を外壁に使うとは初期コストが嵩むので、
業者とも相談しながら定期的な塗装と比較をするのが良いでしょう。