外壁塗装の工程について〜中塗りと上塗りのちがい〜
外壁塗装では、まず高圧洗浄機で汚れを落とし、外壁塗装のための環境を整える下地処理という作業をします。 その後に下塗りをします。 下塗りが終わってから、下塗りとは少し違う塗料を使って中塗りをします。 中塗りが終わると上塗りをして、外壁塗装はようやく完成になります。 2重にも3重にも塗料を塗ることで自然の厳しさに耐えられるようになるのです。 この過程の中で中塗りと上塗りは、塗料自体は同じものを使います。 同じ塗料を使うならば1回塗るだけでいいではないかと思われるかもしれませんが、中塗りと上塗りとではその目的が違います。 この工程のどちらかを省略するというようなことは、無いようにしたいところです。 中塗りの目的としては平滑な下地を作ることや上塗りの補強にあります。 上塗りをする為の下地作りのようなものと捉えていただければ良いでしょう。 中塗りをするかしないかでは、仕上がりの効果に大きな差が生じます。 一方、上塗りは仕上げとして美観性と耐候性を高めるために塗るものです。 中塗りと同じ塗料を使いますが、最終仕上げとしてわざと塗りムラや厚みをつけることで、魅せるための外壁を作り上げるのです。