屋根の上に屋根を重ねる!? カバー工法のメリットとは
新築住宅を建築した時にはその住宅は非常に価値があります。
なぜなら新しいからです。
ですが、住宅も人間と同じように時間を重ねるごとに老化していきます。
定期的なメンテナンスが必要になりますが、意外と劣化が激しくなるのが屋根です。
屋根は、家の一番上にあるため直射日光を一番浴びます。
雨が降っているときには雨を直接受け、雪が降っているときには雪を積もらせます。
もちろんそれに合わせて屋根の素材も頑丈につくられています。
例えば、昔からある日本住宅の屋根がわらなどは、かなり頑丈につくられています。
ですが、そんな屋根の取材であっても時間の経過とともに劣化は免れません。
屋根は普段そこの住宅に住んでいる人でもなかなか目にすることはありませんが、定期的なメンテナンスが重要になります。
瓦屋根であれば30年ほどで一度取り換える必要があるでしょう。
またスレートであれば15年ほどで塗り替えをする必要があり、やはり30年から40年で取り換えなければなりません。
やはり屋根の素材そのものにも対応年数があります。
素材を交換する場合には、それなりのお金がかかります。
屋根瓦であれば普通の大きさの住宅で200万円ぐらいかかってしまうでしょう。
スレートであっても150万円ぐらいはかかりますし、軽量で頑丈なものであれば200万円を超えることも珍しくありません。
ですが、新しく交換をするよりも、古いものをそのまま残しておき、その上に新しい素材を重ねるカバー工法であればどうでしょうか。
カバー工法のメリットとしては、解体、処分が不要になります。
解体をしないことで、騒音やホコリが発生しにくいのもメリットになります。
また、地球と家計に優しいという点も特徴になります。
古い素材をそのまま利用することで、解体する手間が省けその分費用が安くなるのです。
ただし、カバー工法の場合は屋根の素材を二重にしますので、その分重みが増して耐震性が弱くなる可能性もあります。
もし重ねるならば軽量のものを使った方がよいでしょう。