床用塗料の種類について
住宅の床は毎日歩く場所でもあり、塗料にもさまざまな機能が必要となります。
耐摩耗性はもちろんですが、美観性や耐水性、クッション性や防滑性など様々な機能が求められます。そのため、どのような種類の塗料があるのか、ある程度把握しておくことが重要です。
住宅の床は畳でない限り多くの場合がフローリングで、廊下なども板でできています。
フローリングに使われる塗料は、浸透性のものとコーティング系のものに分けることができます。
浸透性のものは、塗料が木部の内部に浸透することにより保護するタイプになり、固い塗膜を形成しないので質感は木そのものです。また、フローリングの特性を活かしたものでもあります。
コーティング系のものは、ウレタン塗装に代表される木の表面に塗膜を形成することで、木を保護するものになります。
固い塗膜を形成するので耐久性があり、光沢そして見た目をきれいに仕上げることが可能です。
しかし、表面をコーティングするので、木の質感が失われることを理解しておきましょう。塗料を選ぶときは、よく考えて最適なものを選ぶことが重要です。