クラックの種類
みなさん、家の外壁を注意深く観察したことはありますか?
そして観察したときに細いひび割れなどを見かけたことはありませんか?
実はそれはクラックと呼ばれるもので、簡単に言えばひび割れです。
しかし、このクラックにもいくつか種類があるので今回はそれを説明していきますね。
まずはヘアークラックと呼ばれるものです。
これはヘアーという名前がついている通り、髪の毛のように細いひび割れで、劣化の段階としてはまだ初期の段階です。塗膜の経年劣化が原因と言われ、寿命が近づいているサインとも言えますね。
次は乾燥クラックです。
これはモルタルの壁でよく発生するクラックなのですが、モルタル自体の収縮やその下にある木材の調湿機能による伸縮によって、外壁の表面に生じたひび割れを指します。
そして一番怖いのが構造クラックと呼ばれるものです。
これは幅0.3㎜以上、深さが5㎜以上のひび割れを指し、これらができる原因としては、地震や地盤沈下による構造自体の動きなどです。
これらは放っておくとどんどんひび割れが深く進行していくので、できるだけ早く塗装をする必要があるでしょう。
また機会があれば、ご自分の家の壁にこのようなクラックができていないか、たまには確認してみてくださいね。