塗料の種類:ウレタン
今回は塗料のなかのひとつ、ウレタン塗料についてご紹介します。
塗料のなかでもメジャーなウレタン塗料ですが、それにはちゃんとワケがあります。
今回はそれを説明していきましょう。
ウレタン樹脂とはポリウレタンの略で、高い密着性と弾性を持っています。
またこのウレタン樹脂塗料の耐久年数は7~10年と言われていますが、他の塗料と比べると性能と価格のバランスが一番良い塗料として有名なのです。
ツヤのある仕上がりになり、そのツヤもアクリル樹脂塗料より長持ちするのですが、一方で、防汚性や紫外線には他の塗料より少し弱いというデメリットもあります。
しかし、このメリット・デメリットに合わせて価格を考えると、一番手に取りやすい塗料になっているのです。耐久年数が最大でも約10年と短めですが、10年おきに塗り替えてもコストパフォーマンスは良い方と言えるでしょう。
ウレタン塗料は基本的に2液型の塗料を使用します。
というのも、ウレタンは加熱することによって反応が促進され、より密度の高い塗膜を形成するのです。主材と硬化剤を混ぜたときの化学反応によって発生する熱を使い、ウレタンの気密性を高めることができるようになります。
とてもメジャーなウレタン樹脂は、塗料を選ぶ際にぜひ候補として挙げておきたい塗料と言えるでしょう。