屋根の塗り替えをして乾燥までにかかる時間
外壁塗装や屋根塗装は時間がかかるイメージがありますでしょうか?
一度塗装をすれば、その塗料が乾くまで次の塗料を塗り重ねることができないので、どうしても時間がかかってしまうのです。
つまり、屋根塗装を工期1日で仕上げることは不可能でしょう。
基本的には、下塗り・中塗り・上塗りという工程で、それぞれを単に塗り重ねればよいのではありません。
塗料が素材に塗られてから、乾燥して塗膜になって初めて次の工程に進むことができます。
そのため、すべての塗料の塗装工程には、各工程の間に「塗り重ね乾燥時間」が必要です。
例えば、気温23~30℃での屋根用塗料の塗り重ね乾燥時間は、このように目安として覚えておくと良いでしょう。
・下地調整(高圧洗浄)~下塗り:1日
・下塗り~中塗り:3時間
・中塗り~上塗り:2~3時間
・上塗り~縁切り:2~3時間
よって、最短でも7~9時間の乾燥時間が必要になるので、1日で屋根塗装を完了することは難しいのです。
また、雨が降ってしまうとしっかりと乾かすことができないので作業は中止されます。
この際、天候によって工期が延長してしまっても、追加料金は発生しないことが一般的です。
間に土日のお休みを挟むとさらに工期は長くなるので、外壁と屋根の塗装工期は、10日~2週間ほどかかるのが普通であると頭に入れておきましょう。